群馬大学(ぐんまだいがく、英語: Gunma University)は、群馬県前橋市荒牧町4-2に本部を置く日本の国立大学である。1873年創立、1949年大学設置。大学の略称は群(ぐんだい)。 国立総合大学として小規模な学部構成で、秋田大学や山梨大学、福井大学と似る。実学尊重の学風で高度専門職業…
67キロバイト (8,861 語) - 2022年10月13日 (木) 03:24

1 七波羅探題 ★ :2022/10/23(日) 14:38:08.76ID:z53nBRKR9
文春オンライン 10.23
https://bunshun.jp/articles/-/58285

群馬県前橋市の国立群馬大学医学部で、現在3年生の約3分の1にあたる約40人の学生の留年が決まり、そのうち24人が1人の教員の授業で留年させられていたことが「週刊文春」の取材でわかった。学生の間からは「アカハラだ」との声が上がっている。

医学部は1年間の授業の多くを必修科目が占め、必修科目で落第点を取れば進級はできない。さらに群馬大学の場合、翌年は次の学年の授業を取ることができず、落第した科目の単位を取るためだけに1年間大学に通わなければならないという。

◆医療をテーマにした即興演劇で8人が事実上留年に
留年者が大量に出ている授業は、服部健司教授(63)が担当する「医の倫理学」と「医系の人間学」。多くの教員は、「救済措置」として再試験や補講を課してなるべく留年する学生を少なく抑えようとしているが、服部教授は現在、そうした救済措置を取っていないという。

卒業生が語る。

「服部教授の授業は、成績評価の基準がよく分からないんです。彼は今年から、3年生が対象の『医系の人間学』の授業で医療をテーマにした即興演劇を取り入れ始めました。毎回の授業後に考察などを書いて提出する『リアクションペーパー』と、学生自身の演劇のパフォーマンスだけで成績が決められ、試験も期末レポートもなしで、8人が単位を落としました。必修科目なので、その8人は事実上留年です。学生たちは『一生懸命演技していた人ほど単位を落とした』と嘆いていました」

◆ストレートで卒業できる学生の割合が60%台
文部科学省は、2016年度に入学した医学部生が6年間ストレートで進級し、2021年度に卒業できた割合(最低修業年限での卒業率)を集計している。国立大学の平均は85.8%で、9割を超える大学も珍しくない。だが、群馬大の3年生は、6年間ストレートで卒業できる学生の割合がすでに60%台になっている。

「現在の3年生の留年者40人のうち、服部教授の授業を落とした人は1年生の時に9人。2年生の時に7人。3年前期で8人。ほかの科目を落とした学生は、レポートを出さなかったりサボったりと、納得できる理由があるのですが、服部教授の授業はみんな『厳しい』と知っているから何よりもまじめに受ける。なのに24人もの学生が明確な理由も分からず留年させられているのです」(同前)

現役の学生Aさんが語る。

「実際には授業でも失敗が許されず、わずかなミスを見とがめられて留年させられてしまう。恐怖で、学生たちは常に萎縮しており、『アカハラだ』という声が上がっている。『医系の人間学』のシラバス(授業要綱)には『期末レポートがある』と書かれていたのに、実際には何のアナウンスもないまま無くなった。評価の点数の割合も、最初にシラバスに書かれていた内容からは変わったようです」

さらに別の学生Bさんはこう明*。

「『大学というのはそれぞれの意見を戦わせて議論する場だ』と思って、自らの意見を述べたところ単位を落とされ、成績評価のコメントに『授業の進め方について教員に助言を行うという“勘違い”が何度も見られた』と書かれていた人もいたと聞いています。『俺に逆らう学生は落とすぞ』という高圧的な態度は常にある」

アカハラに詳しい澤田行助弁護士が解説する。

「一般的に教授にはかなり広い範囲の裁量が認められているのは事実。ただ、シラバスに明記された評価基準に反した成績評価をしていれば、教授と学生との契約に違反していると言えるし、明確な基準が学生に分かりにくいとか、基準自体が一般的に学生を評価する基準として不相当なものだと言えるような場合には、教授の裁量権の範囲の逸脱、濫用だと言える可能性はあります」

◆過去に群馬大学からアカハラの認定
実はこの服部教授、過去に群馬大学からアカハラを認定されている。地元記者が明*。

「2016年度、服部教授は社会人経験を経て2年次に編入した学生の『医の倫理学』の単位を認めなかった。当時のカリキュラムでは補習や再試験の制度があったが、翌17年度には留年して補習を受けていた学生に対して『学び取る姿勢を感じられないから補習に参加しなくていい』とメールし、さらに再試験も受けさせなかった。学生は17年度も単位を認められず、精神に不調をきたして休学。大学は2018年度にハラスメント調査委員会を設置し、『補習を受けさせなかったこと』と『再試験を受けさせなかったこと』をアカハラと認定した」 被害者の学生は結局、2016~21年度にかけて、一度も「医の倫理学」の単位を認められず、重度PTSDの診断を受けて現在は休学中。今年8月には大学を相手に400万円の損害賠償を求める裁判を起こし、10月13日に前橋地裁で第1回口頭弁論が行われた。
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