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上田は5日に行われた前節のルーヴェン戦で、右からのクロスに打点の高いヘディングで合わせ、チームに先制点をもたらした。続く9日に行われたベルギーカップ・ラウンド16のベールスホット戦では、後半開始と同時にピッチに送り出されると、直後に勝ち越しゴールを決め、3-1での勝利に貢献。公式戦2試合連続ゴールを決めている中、シント・トロイデンとの一戦にスタメンで出場した。なお、シント・トロイデンのシュミット・ダニエル、林大地、岡崎慎司もスタメン入り。橋岡大樹はベンチからのスタートとなった。
試合は序盤からサークル・ブルッヘが多くのチャンスを作り出すと、20分には上田にチャンス到来。左サイドからのクロスボールにボックス内で反応し、右足ダイレクトで狙ったが、シュートはポストの右に外れた。前半のうちに均衡は破れず、スコアレスで後半に突入すると、ホームチームのシント・トロイデンも徐々にゴールに迫っていく。64分、自陣からのロングボール1本で抜け出した林がカットインから右足を振り抜くも、シュートはGK正面へ。68分にはコーナーキックの折り返しから岡崎がオーバーヘッドシュートを狙ったが、シュートは枠を捉えきれなかった。
対するサークル・ブルッヘは69分、自陣からの縦パスがフリックで逸らされ、最終ライン背後のスペースへと流れたボールに上田が反応。一瞬の動き出しで相手DFよりも前に出ると、GKシュミットとの1対1を冷静に仕留めた。上田の公式戦3試合連続ゴールで、サークル・ブルッヘが先手を取っている。上田にとっては今季リーグ7得点目、カップ戦も含めた公式戦では8ゴール目となっている。
最終的に試合はこのままタイムアップ。上田のゴールで勝利したサークル・ブルッヘは、これでリーグ6試合負けなしに。3連勝の後に引き分けを挟み、再び2連勝を飾った。上田は後半アディショナルタイムに途中交代となっている。対するシント・トロイデンはリーグ3連勝達成ならず。4試合ぶりの黒星となっている。シュミット、林はフル出場、岡崎は75分までのプレーとなり、橋岡は75分からピッチに立った。
次節はFIFAワールドカップカタール2022の中断期間明けに予定されている。サークル・ブルッヘは23日に敵地でメヘレンと対戦予定だ。一方、シント・トロイデンはホームにズルテ・ワレヘムを迎える。
【スコア】
シント・トロイデン 0-1 サークル・ブルッヘ
【得点者】
0-1 69分 上田綺世(サークル・ブルッヘ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/62d493684f3a411555e569ab43e4fdacb541dc0d