12/6(月) 5:15配信
東スポWeb

大谷翔平の「選択」は…（東スポWeb）

　日本人選手では２００１年のイチロー氏（マリナーズ）以来、２０年ぶり史上２人目の大リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）を受賞したエンゼルスの大谷翔平選手（２７）をめぐって、日本でも札束が飛び交っている。何がなんでもこの国民的ヒーローをテレビ番組に出演させようと、ＮＨＫと民放キー局が躍起になっているというのだ――。

　今年の大谷選手は、投手として９勝２敗、防御率３・１８、打者としては打率２割５分７厘、４６本塁打、１００打点、２６盗塁というすばらしい成績を残した。その活躍は、「現代用語の基礎知識選　２０２１ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に大谷選手を表すワード「リアル二刀流／ショータイム」が選ばれたように、社会現象にもなった。

　史上１９人目となる満票でＭＶＰ受賞ということも大きな話題となった大谷選手について、日本のテレビ局は年末年始特番に何とか出演してもらおうと必死になっているという。

「テレビ東京を除く民放キー局とＮＨＫが、大手広告代理店やスポーツメーカー、果ては元プロ野球選手らにも頼み込んで、大谷選手に出演オファーを出そうとしている。しかもこのご時世に珍しく『出演料に制限を設けない』とまで明言した番組もあるそうです」（芸能プロ関係者）

　ただ交渉は、なかなかうまくいっていないのが実情だという。大谷選手のキャスティングに、各テレビ局が頭を抱える理由は何なのか？

「大谷選手のマネジメントは、父親が実質的な窓口になっている。要はどこのプロダクションにも所属していないため、出演オファーを出すためのルートを持っていないんですよ」（テレビ局関係者）

　さらに交渉が難航する理由に、大谷選手は普段、テレビをほとんど見ないため、出演することにもあまり興味がないことがあるという。

「聞くところによると、大谷選手が唯一好きだった番組が、大みそかに日本テレビで放送されていた『ダウンタウンの笑ってはいけないＳＰ』だった。でも周知の通り、今年は同番組の放送が見送られてしまった。ほかに芸能人とか女子アナに対しても一切、興味を示さない。若いスポーツ選手には、お色気ムンムンの女子アナを取材に出し、なんとかその気にさせるという方法もあるが、大谷選手には一切通用しない」（同）

　どの番組も苦戦している中、「出演してもおかしくないのでは」と言われている番組が２つあるという。一つは大みそかの「ＮＨＫ紅白歌合戦」、もう一つは来年１月２日放送の「夢対決２０２１　とんねるずのスポーツ王は俺だ！！　５時間スペシャル」（テレビ朝日系）だ。

「紅白は、両親や親戚などもみんな見るから、出演を受けたと言われている。大谷選手は親孝行で知られていますからね。『とんねるずのスポーツ王は俺だ！！』については、まだ確定情報が飛び込んでこないけど、石橋貴明が所属していた帝京高校野球部の後輩が、大谷選手の古巣である日本ハムの杉谷拳士選手なので、そのルートを行かせれば可能性はあるかもしれない」（前出の芸能プロ関係者）

　２０２１年を振り返ると、大谷選手の活躍は欠かせない。この年末年始、地上波で大谷選手の顔を拝むことは果たしてできるのか？


（出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp）

https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc522c875717e45bc262dc67a885d34a6c0f391